英語翻訳の需要と翻訳を依頼するときの注意点とは?


ここまで、クラウドソーシングサイトの「デザインサイト」についてお話させていただきました。
次は、「翻訳クラウドソーシングサイト」についてお話したいと思います。

翻訳とは、あらゆる経済活動や政治の現場で発生してくる文書を翻訳する仕事のことを示します。
翻訳市場は約330億ドルともいわれており、外国人の受入体制の強化などにより今後も伸びていくことは間違いないでしょう。
言語別で調べてみると、
英語言語(75%)

中国・韓国言語(15%)

ドイツ・フランス言語(5%)

その他言語(5%)

といった具合になっております。
英語言語は、世界80カ国以上約5億3000万人が公用語として日常で使用されているため、
翻訳依頼も必然的に英語が多くなっているのです。
中国・韓国語についても日本においては、韓流ブームなどで今も多少の需要はありますが、
各国の経済成長に伴い英語でのやり取りへと移行してきております。
この結果、英語での契約書や公約文の作成は現地語ではなく英語で作成される国が多くなってきております。

では、翻訳の種類と各需要レベルについてはどうでしょうか?

IT翻訳 -コンピュータ分野では、ソフトウェアのローカライズが需要の大半

技術翻訳ー理系の専門知識に加え、技術文書特有の文体である「テクニカル・ライティング」スキル
環境翻訳ー生物学的調査、気候問題、エネルギー開発、エコライフなど

特許翻訳ー出願用特許明細書をはじめ、優先権証明書、公報、補正書、意見書など、独自の様式や文体を要する文書が多い
金融翻訳ー証券、銀行、保険などの分野で発生する文書

医薬(メディカル)翻訳ー新薬や医療機器などの申請関連請書類や、試験報告書、副作用症例報告、治験関連など、非常に専門性の高い内容

となっております。
IT関連が30%強となっており現代社会の背景が物語っていますね。
このようにほぼ全てのビジネスにおいて翻訳ビジネスは展開されることにより、
技術の共有や新ビジネスの誕生が世界でタイムリーにすることを可能としています。

ここで、翻訳を発注するにあたって、外注先(クライアント)が案件に対して下記項目は
必ず押さえておきたいところです。

■ 専門知識があるか
■ 訳す言語がネイティブ言語であるか
■ 会話力ではなく語学力・翻訳力があるか

クラウドソーシングサイト内には、初心者からプロまで様々な翻訳者がいるため
発注者は、各クライアントの能力を見極めなければなりません。
これは、翻訳部門のみならずすべての部門に言えることです。
発注者は、案件の詳細をどのようなゴール風景にするかを明確に示し、
クラウドソーシングのメリットでもある短時間で納期することを目指すべきです。
もし、外注側(クライアント)に意図が伝わらなかった場合、予定の倍以上の
時間を費やしてしまう可能性もあります。これでは、クラウドソーシングの意味がないですね。

国際化社会の発展とクラウドソーシング事業の成長により、個をはじめ世界経済の成長の一手段となっており、
その中でも「翻訳」は、ばらばらだったモノを一つにまとめる重要な役割を担っているのです。


ワークシフトの新規登録(無料)はこちら