皆さんは、『ギグ・エコノミー』をご存じでしょうか?
ギグ・エコノミーとは、オンラインプラットフォームを通じて入ってくる、単発の仕事をこなすことを表しています。
AAF(American Action Forum)が7月29日付けで出した調査報告書は、米国経済においてギブ・エコノミーは重要な役割を果たすようになりつつあることを示唆しています。
また、この報告書によると、ギグ・エコノミーでの仕事の数は、2002年には9%だったものが、2014年には14%に増えています。
これはつまり、独立契約者や臨時雇い、フリーランサーといった人々によって、これまでとは違う形態の仕事が増えていることを意味します。
ギグエコノミーの登場で変わりつつある個人の働き方と企業のあり方とは?
ギグ・エコノミーの言葉が生まれた1970年代においては、この言葉は正社員になれない、弱者だけだと思われていました。
しかし、近年では、強者が進んでギグ・エコノミーを選択する人が増えています。
なぜなら、フリーランサーが優秀か、そうでないかは、オンラインプラットフォームでは、プロフィールや今までの仕事の成果等より、明らかです。
そのため、オンデマンド市場では、仕事が強者に集中する傾向があります。
つまり、仕事が出来る強者にとっては、自分の価値のUPSIDEを最大化するなら、雇われるより、フリーランスを続けている方が有利なのです。
また、フリーランス側のみならず、クライアント側においては、正社員で人材をキープし、福利厚生費などを払い続ける意味合いは薄れるというメリットがあります。
このように、終身雇用制度が必ずしも適用せず、働き方が多様化している今だからこそ、ギグ・エコノミーを最大限に活用する必要はあるのではないでしょうか。
参考資料
http://markethack.net/archives/51973234.html
http://wired.jp/2015/08/04/behind-uber-lyft/