増え続けるインバウンド訪日客。それに比べ対応が後手に回ってしまっている一例


オリンピックに向けた訪日観光客調査の必要性

リオオリンピックが盛り上がっています。夜遅くまでテレビの前にしがみついている方も多いのではないでしょうか。 オリンピックに期待されるものに『高い経済効果』が挙げられます。3年後の東京オリンピックを見据え、高い経済効果を生み出すために、今からできることはないでしょうか?

日本銀行調査統計局が『2020年東京オリンピックの経済効果』において、 「オリンピック観光客が首都圏のみならず地方にも回遊するルートを整備しつつ、わが国全体の観光資源の魅力を高めることにより、息の長い観光需要の増大につなげていくことが重要」と述べています。オリンピックを契機にいかに地方にまで足を伸ばしてもらうか、その上でいかにその土地の魅力を伝え、リピーターになってもらうかが課題となっています。

品質、ブランド力、安全性などに関する認知度を高めることが求められている今、外国人の日本に対するイメージ調査、滞在中のニーズの調査、ハラル食への対応など、海外の文化を尊重した上でおもてなしをするためのリサーチが必須となります。 4年後の東京オリンピックで大成功を収められるよう、外国人の知見や力を活用し、今から準備をしていくことが肝心です。

 

誤訳で困惑!笑えない最近の事例2件

外務省がTTP協定文や説明の和訳に誤訳・欠落があったことを認める声明を発表しました。TTPが本格的に動き出し、世界規模の巨大マーケットの誕生も視野に入る可能性が出た矢先なだけに、 誤訳がひとり歩きし、我が国の貿易などに不利益な解釈やそれに伴う措置が取られることになろうものなら、『あれは間違いだった』では到底済みません。

一方、京都駅前運転免許更新センターでは、電光案内板で高齢運転者を意味する英語表示をあろうことか『ひどい運転者』を意味する “Terrible Driver” としていたことが、 外国人による京都府警への指摘で発覚しました。いずれも公的機関の威信にかかわる大失態です。

多言語の文書作成にあたり、正しく伝えることの大切さに十分注意する必要があります。翻訳は、ネイティブが読んでも違和感のない文章で、原文と翻訳文の間に内容の齟齬がないかを確認することが肝要です。 上記のようなミス防止のためにも、現地のネイティブスピーカーに目を通してもらうプロセスが必要不可欠になります。

インバウンド訪日客がこれからも増え続けることが予想されています。インバウンド客からの信頼とブランドを積み上げることが今後のリピート客獲得に大きく影響します。ビジネスの拡大に向けて誤解を生まないような翻訳を準備しましょう。

誤解を生まないような英語の作成にはネイティヴチェックやプルーフリーディングが必要になります。

ネイティヴチェックを行うには生まれながらにしてその言語使用圏にいた翻訳家に依頼する必要があります。値段を抑えて気軽にネイティヴを見つけるにはインターネットで翻訳の仕事をしているフリーランサーに依頼するのは一番効率が良いです。

クラウドソーシングであればそのような翻訳家が数多く登録しています。ネイティヴチェックにクラウドソーシングを利用するのは賢い方法だと言えるでしょう。


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