現地調査からわかるクラウドソーシングの今


1998年に米国に「Elance」が、2008年に日本で「Lancers」が登場して以来、
海外の約55%の企業は、クラウドソーシングサイトを利用してブランド、売上の向上を図ってきています。

日本も遅れをとりながらも2013年から本格的に普及し始めており、
「日本企業⇔日本企業、フリーランサー」
から
「日本企業⇔日本企業+海外企業、フリーランサー」
へと進化しようとしております。
日本の有力クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」では、
登録ユーザー4万4500人(2013年6月30日時点)のうち、海外在住の利用者は1245人。

同サービスは外国語に対応していないにも関わらず、2012年6月以降の1年間で海外ユーザーの数は約20倍になっています。
また、クラウドワークスの海外ユーザーの居住地域は135ヵ国に広がっており、世界中から利用されていることがデータとして挙がっております。

このような背景もあり、クラウドワークスは、ベトナム・フィリピンで事業展開しているエンタメ特化型「アクセルビート」と業務提携をすることにより英語版サイトを可能にしました。

他にも、海外展開特化型の日本最大級のクラウドソーシングサービスと謳う

「CrowdSekai」

というサイトも登場してきました。海外展開及び海外での新規事業開発を検討する企業と、
世界各国でパートナーとなってそれを推進するビジネスデベロッパーとのマッチング機会を提供しています。

このような展開を広げることによって、これまでのビジネス制限幅が少なくなり
より多くのフリーランサーに機会を与えることができるようになりました。
具体的には、育児中の女性や自宅勤務がメインの人などなど。
スキルを持て余している層にとってこれほど合致したビジネスツールはないのではないでしょうか。

現地調査によれば、女性から肯定的な声が上がっており、
「顔が見えない分、男女差別されずにスキルのみで査定される」
「家族に負担をかけることが少なく、両立しやすい」
「フルタイムジョブより仕事が見つけやすい」

など時代に沿ったビジネススタイルになっております。

オンラインビジネスの普及により、様々な業種企業から様々なフリーランス層とやり取りをし、
想定外の新商品を産み出したりよりスムーズなビジネスを展開できるよう手助けできるクラウドソーシング。
今後も更に需要・供給ともに伸びていき、すべての人が常にオンライン状態となり、
オフラインである人はごく少数になるのではないでしょうか。


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